2011年8月25日
お客様各位
業界初、IPv4とIPv6が混在してもセキュリティ検査が可能に
『IPv6検査』を8月25日より提供開始
~IPv4/IPv6トランスレータを独自開発。IPv6環境の検査に完全対応~
グローバルセキュリティエキスパート株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:松本 松仁、以下 GSX)は、2002年に英国規格協会(BSI)より「BS EN ISO9001:2000」の認証を取得し、高い技術力と実績を誇るタイガーチームサービスによる検査サービスを提供しています。そしてこの度、「タイガーチームサービス」による新サービスとして、IPv6に完全対応したセキュリティ検査『IPv6検査』の提供を、2011年8月25日より開始します。なお本サービスは、IPv4の環境と混在していても、従来のIPv4と同様に多様な検査項目をIPv6環境でも実現する、業界初のサービスとなります。
【『IPv6検査』の必要性】
■IPv6利用者増加で攻撃リスクも増大。
従来のIPv6検査では、IPv4に比べて網羅性が低く危険性が高かった
IPアドレス(正確にはIPv4アドレス)が枯渇したことによって、ISPからのIPv4アドレスの新規割り当てが困難な状況となっています。これによりIPv6アドレスが徐々に使われはじめていますが、IPv6アドレスの利用者が増加するとともにIPv6アドレスを割り当てた機器が攻撃される確率も高まります。
このため、IPv6機器が攻撃されて被害を受けないためにも、セキュリティ検査を実施しセキュリティレベルの現状を把握するとともに、脆弱な箇所に対して対策を施す必要があります。しかし、現状ではIPv6に対応したセキュリティ検査用のツールが少なく、またネットワーク内でIPv4とIPv6が混在していることも多く、IPv6のみに対応したツールでは十分なセキュリティ検査が受けられないといった実情があります。
GSXではこの問題を解決するためにIPv4/IPv6トランスレータを開発しました。これを用いることにより、IPv6アドレスを割り当てた機器に対してIPv4に対する検査と同等レベルのセキュリティ検査サービスを提供します。
【『IPv6検査』の概要】
■独自仕様のIPv4/IPv6トランスレータを開発
IPv4アドレスに対する検査と同等レベルの検査を実現するために、IPv4アドレスとIPv6アドレスを変換する機能と、IPv6アドレスのパケットを転送する機能を持つ、独自仕様のIPv4/IPv6トランスレータ(※)を開発しました。
■トランスレータにより、IPv4と同等品質の検査がIPv6アドレスでも可能に
このIPv4/IPv6トランスレータを検査対象と検査端末の間に設置することにより、IPv4用ツールとIPv6用ツールを同時にIPv6アドレスの検査対象に対して利用することが可能となります。これにより従来のIPv4アドレスに対する検査と同等の品質でIPv6アドレスに対する検査を実現しています。また、IPv6アドレスの転送機能により、IPv6専用のツールを利用した検査も可能です。
なお、検査はお客様のIPv6ネットワークに接続して実施する「オンサイト検査」のみの提供となります。
(※)一般的なIPv4/IPv6トランスレータとは異なり、セキュリティ検査専用の仕様となっています。
『IPv6検査』プレスリリースに関する詳細は、下記、■『IPv6検査』 プレスリリース 【PDF】をダウンロードすることでご覧いただけます。
■『IPv6検査』 プレスリリース 【PDF】
また、サービス内容の詳細につきましては、本リリースの下部にある、■この記事に関連するGSXのサービスのボックス より、『IPv6検査』をクリックするとリンクいたしますので、そちらからご覧ください。
【本サービスの報道に関するお問合せ先】
グローバルセキュリティエキスパート株式会社
事業開発部 マーケティング担当 菅田
電話:03-3457-1900
E-mail:mktg@gsx.co.jp
IPv4枯渇によりIPv6機器が混在する環境が主流となり、現在、IPv6への移行期であるといえます。
従来の検査ツールでは、IPv4の時のような網羅性の高いツールには追いついておらず、IPv6への対応が不完全となっているのが現状です。GSXの 『IPv6検査』 では、この問題を解決するために、業界初の「IPv4/IPv6」トランスレータを開発しました。これを用いることにより、IPv6アドレスを割り当てた機器に対してIPv4に対する検査と同等レベルの網羅性高い検査項目を実現し、セキュリティ検査サービスを提供します。