2012年度より、 国際標準ISO22301:2012※1 による事業継続マネジメントシステム(BCMS※2)の認証制度が開始されました。組織はBCMSを構築し、認証機関の審査に合格することにより、BCMS認証を取得することができます。認証取得により、組織はステークホルダー(利害関係者)に対し、自組織における事業継続管理態勢に関する説明責任を果たすことが一層容易になります。
世界初の事業継続管理(BCM※3)の国際標準であるISO22301は、災害や重大な障害に起因する中断によって生じる事業への影響度を特定し、組織の復旧力や対応力の改善をはかるための、体系的な管理のフレームワークを組織に提供します。
※1 ISO22301:2012(社会セキュリティ-事業継続マネジメントシステム-要求事項)
BCMS認証制度における認証基準であり、事業継続マネジメントシステム(BCMS)のフレームワークを提供している。
※2 BCMS(Business Continuity Management System=事業継続マネジメントシステム)
マネジメントシステム全体の中で、事業継続の確立、導入、運用、監視、レビュー、維持、改善を担う部分。(ISO22301:2012より)
※3 BCM(Business Continuity Management=事業継続管理)
組織への潜在的な脅威、及びそれが顕在化した場合に引き起こされる可能性がある事業活動への影響を特定し、主要なステークホルダの利益、組織の評判、ブランド、及び価値創造の活動を保護する効果的な対応のための能力を備え、組織のレジリエンスを構築するための枠組みを提供する包括的なマネジメントプロセス。(ISO22301:2012より)
■不測事態が発生した場合でも、主要なサービス・製品などが提供可能であることを、ステークホルダーに対して客観的に示すことができます。
■国際標準に準拠した正しいBCMSのフレームワークを組織に根付かせることにより、組織のレジリエンシー(回復力)を向上させることができます。
■実証されたBCMSの取り組みにより、競争優位を獲得することができます。
BCMSの認証機関選択に関してアドバイスをもらえますか。
はい。弊社は、複数のBCMS認証機関と協力関係にあります。お客様のご要望に最も適した認証機関をご紹介します。
審査想定問答集を作成してもらえますか。
はい。審査ロールプレイ実施後にコンサルタントが使用したQ&Aをお渡しします。
実際の審査に立ち会ってもらえますか。
はい。認証機関と事前にネゴシエーションすることで、コンサルタントの同席が可能になります。ただし直接審査員に対してコメントすることはできません。