株式会社インターネットイニシアティブ様 │ 公式 CISSP CBKトレーニング
~経営視点で判断する力を身に着ける~
複雑化するサイバー攻撃、DXの加速などに伴い、サイバーセキュリティへの対応は瞬時かつ高度な判断を求められます。インターネットイニシアティブ様ではCISSPを受講され経営視点で対応判断できる人材の育成、お客様の課題を具体化し解決へと導く人材の育成に取り組んでいます。
株式会社インターネットイニシアティブ様(以下、IIJ)は、日本におけるISPのパイオニアであり、大手・中堅企業や官公庁を中心に約16,000社ものお客様に対し、ネットワークソリューション、クラウドサービス、セキュリティ対策、モバイル通信、IoT基盤など幅広い領域で高品質なサービスを提供することで、お客様のDX推進を支援しています。セキュリティ分野においては、クラウドセキュリティ、ゼロトラストネットワーク、脅威検知サービスなどの提供を通じ、強固なインフラと高度な技術力を活かしたサイバー攻撃対策や情報漏えい防止を支援しています。
複雑化するサイバー攻撃、DXの加速などに伴い、サイバーセキュリティへの対応は瞬時かつ高度な判断を求められます。IIJ様ではこの度CISSPを受講され、経営視点で対応判断できる人材の育成、お客様の課題を具体化し解決へと導く人材の育成に取り組んでいます。CISSP受講の背景、実務への活用など幅広くお話をお伺いしました。
目次
株式会社インターネットイニシアティブ
インテグレーション事業本部
ITサービスインテグレーション本部
本部長
井本 直樹 氏
グローバルセキュリティエキスパート株式会社
教育事業本部 事業企画部
チーフインストラクター
樂満 俊幸
井本様)IIJのビジネスモデルは、自社でプロダクトを設計・開発することにより自社基盤上でサービス提供を行う「サービスプロバイダ事業」と、IIJサービスだけでなく、利用者にとって必要なITサービス全般をインテグレーションすることにより提供を行う「サービスインテグレーション事業」の大きく2つで構成されています。現在、約16,000社のお客様にサービスをご提供しています。
担当するITサービスインテグレーション本部では、「サービスインテグレーション事業 」の中で、お客様の働き方やビジネス形態に合わせて、ネットワーク・セキュリティ・クラウドなどITサービスを最適な形でご利用いただけるよう、システム企画検討・設計構築・運用を一気通貫でご提供する部門を統括しています(約750名規模の組織として、年間数百プロジェクトを統括)。
ミッションとしては、国内労働者人口減少・人材競争力低下等により生産力・生産性向上を発揮すべき日本の社会情勢において、主要戦略の一つであるデジタルワークプレース(DWP)を提供価値とするIIJとして、ITサービスインテグレーションを通じて、社会課題を解決する多数のソリューション商材を創出・提供する、市場の代表的な存在であり続けることにあります。
井本様)経済産業省の調査によると、2030年までに最大79万人のIT人材が不足されると予測されています。IIJとしても、ここ数年のビジネス成長と相まって、様々なレイヤのIT人材が十分ではないことも事実です。そこで、関連する部門で横断となり、業務別(お客様に対するアカウントマネジメント・ビジネス創出・プロジェクトマネジメント・注力領域/プロダクトに特化した専門性の強化など)に、内製での上位者伴走型の育成、社外の育成プログラム の活用を併用した形で人材育成を進めています。
担当する数多くの案件ではお客様側にセキュリティ部門が設置されていることが多く、検討フェーズからご相談をいただきます。お客様の課題や要件が明確になっていないケースも多くあり、お客様の課題を読み解き、解決へと導くことができるプリセールスとコンサルの中間のような役割を担うことができる人材の育成が急務と考えています。CISSPの受講などを通じてそのような人材を育成することにも取り組んでいます。
人材の流動性が高い現状を踏まえ、IIJ社員だけでなく業務委託パートナーに対しても研修機会を提供しており、研修は優秀な人材を獲得・定着させるための施策と位置づけています。優秀な人材が集まり、社内外のメンバーが同じプロジェクトの中で切磋琢磨することで、互いにスキルトランスファーが起こり、人材が育っていくという効果も生まれています。
井本様)すべてのものがネットワークにつながってくると、あらゆる領域でセキュリティを考慮する必要があり、「サービスプロバイダ事業」「サービスインテグレーション事業」いずれにおいてもセキュリティは非常に重要な要素となります。セキュリティを自社サービスおよびインテグレーションの提供価値とするため、様々な観点で育成を進めています。
CISSPはISC2が認定を行っている国際的に価値のある情報セキュリティ・プロフェッショナル認定資格であり、セキュリティアーキテクト全般やセキュリティ評価・運用に加え、組織ガバナンスやリスクマネジメントといった幅広い範囲をカバーしています。他の認定資格との決定的な違いは、単純にベストプラクティスを理解するという観点ではなく、シチュエーションに応じてどのような判断を行い・組織や利用者への適用を実践するかの比重が高い点であると理解しています。
CISSP認定資格は現場SE中心に取得するものと思われがちですが、事業者のセキュリティ部門のトップ、お客様のCISOクラスの方も多く保有しています。私はそのような方々と接する機会が多く、まずは私が取得することで、関連部門の多くのメンバの効率的な取得を進め、現場での実践機会を加速させたいと考え、今回御社のCISSP講座を受講しました。
CISSPは、単なる知識を問う「資格」とは異なり、ガバナンスからオペレーションまでを網羅し、経営・マネジメント・現場の各レベルで実践的な判断が求められます。非常に幅広い、体系的かつ実践的な内容で構成されているため、経営層~マネジメント~現場部門の具体的な実践につながるものが多いという印象は、CISSP認定資格を取得する前後で変わりません。そのため、あらゆるレイヤにおいて、日々実践していくべき情報セキュリティ、アーキテクトの理解、提供することだけなく、最適化すべきセキュリティ運用、そのすべてに適用できる講座であると捉えています。これまで、データを漏えいさせない「コンフィデンシャリティ(機密性)の確保」が重視されてきましたが、今後はデータの改ざんを防止する「インテグリティ(完全性)の維持」も大切になってくる中、CISSP認定資格によりカバーできるものは非常に多いと考えます。技術が変化しても変わらない「考え方」のフレームワークを学び、多様な場面で適切な「判断を下す能力」を養うことができます。「判断に必要な材料」を多く手に入れることができます。
樂満)私は2007年ごろからCISSPの講師として携わってきました。CISSPは5日間の集中講座になるため、講義においても大変な集中力が求められます。集中力が途切れないよう、あえてテキストを読み上げることはせずに、私自身の言葉で本質を解説することを心がけています。どの講義でもそうなのですが、「テキストを教える」のではなく、「テキストで教える」という姿勢を大事にしています。テキストを読み上げるだけならば、講師は必要ありません。学ぶべき点を抑えつつも、私の経験即から重要であることなども加味して理解が進むような工夫をしています。
CISSPには昔から変わらない要素と、時代の変化・テクノロジーの変化で変わっていく要素で構成されています。「職務の分離」「最小特権」「知る必要性(Need to know)」といったセキュリティの根底にある考え方は変わることなく、講義の中で触れ続けられています。
5日間の研修では、実務の中で必要となる「判断」に必要な考え方や知識を修得することができます。逆に具体的なコマンドや製品の設定方法等は講義に含まれない内容となっています。実務において様々な判断が必要となるマネジメントに携わる方はもちろんのこと、現場でセキュリティに関する実務に携わる方にもぜひ受講いただきたい講座になっています。実務担当者が早い段階(*)で経営視点をもって業務に従事できるようになることは有意義です。私自身も「実務で使える」ようになれるよう、教え方を工夫しています。
*ISC2では受講にあたって実務経験が5年以上あることを要件としています
井本様)樂満さんの講義は大変ユーモアに溢れ、いい意味で集中力が途切れず受講を終えることができました。
私個人はキャリアのスタートがセキュリティサービスの導入・運用業務であり、長年のマネジメント経験から、いわゆる情報セキュリティに広く関与する立場にあったため、CISSP認定資格との距離感が近かったのは事実です。
しかし、講座の受講スタート時において「試験対策講座ではなく、CISSP認定資格の知識体系を実践するためのものである」と講師の方が強調されていた点は非常に印象的でした。それもあり、講座の内容はテキストの内容だけをフラットに受講者にインプットするものではなく、最新のセキュリティアーキテクト・現場の判断として重要視すべきポイントに多くの時間を費やしていていました。講座は5日間と十分な時間はあるかと思われがちですが、CISSP CBK 8ドメインとしてカバーする範囲は多いため、この有限な時間を「選択と集中」をしながら講義されていたことも印象的でした。また、ブロードキャスト型では珍しく、時間を感じさせない臨場感もありました。
実際にCISSP認定資格を受験すると、ただの知識を問うものはほぼなく、経営層~マネジメント~現場部門が直面する「現場感」を問うものが大半であり、講師の方が講座で強調されていた意図が理解できるものとなりました。そのため、あらゆるレイヤの方にメリットがある講座であると言えます。
井本様)上述したミッションを成功させるためには、常に利用状況に応じた情報セキュリティの最適化をいかに実践できるかの中核人材の量産化が重要となります。経営層含むあらゆるレイヤにとって、この「現場感」の実践を最新化するチャンスとなるため、これを提供されているGSX様の情報セキュリティ教育・人材育成サービスを受講の重要性を再認識することができました。この機会をいただくきっかけとなった御社教育事業本部の中村様はじめ、皆様には感謝します。
IIJ様は、ネットワークセキュリティを核に安定成長を遂げる一方、お客様ニーズの高度化に対応できるセキュリティ人材の不足という課題に対し、エース人材が多忙で育成に時間を割けないという業界共通のジレンマを、外部の高品質な研修プログラムの活用で乗り越えようとしています。CISSPは、単なる資格取得に留まらず、実務における「判断力」を養い、経営層の視点を理解するための重要なツールと位置づけられており、組織全体のセキュリティ対応能力を底上げし、優秀な人材を引きつけるための戦略的な投資として高く評価されています。加えて、GSX講師の学ぶことに対する意識を継続する工夫、学びの質を高める工夫についても高い評価を頂いています。GSXは引き続きIIJ様のセキュリティ人材育成をご支援して参ります。
- 経営視点で判断する力を養う CISSPの学びを通じて経営視点で判断する力を養うことで、ハイレベルのお客様と経営視点をもって同じ視点で議論することに役立っています
- 社内外問わず教育の機会を提供する 社内外問わず教育機会を提供することで優秀な人材を集め、人材間でのスキルトランスファーが促されることで組織としての総合力を高まることに役立ています
- 判断に必要な考え方、知識を提供 CISSPでは様々なケースに対し判断に必要な考え方、知識を身に着けられるようテキスト、講師を通じて情報提供されます
- 実践的な知識・スキルが身につく講師の工夫 経験豊富な講師が、集中を途切れさせることなく、実践的な知識・スキルを身に着けられるよう様々な工夫を取り入れています
会社名
株式会社インターネットイニシアティブ
所在地
東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム
設立
1992年12月3日
資本金
23,037百万円(単体)
従業員
連結5,221名
単体2,971名
代表取締
会長執行役員鈴木 幸一 社長執行役員谷脇 康彦
>> 公式 CISSP CBKトレーニング CISSPはISC2が認定する国際的な情報セキュリティプロフェッショナル認定資格です。公式 CISSP CBKトレーニングは、5日間のトレーニングで情報セキュリティの共通言語とも言える「ISC2 CISSP CBK」の8ドメインを理解し、実践するための技術的な知識を網羅的・体系的に学びます。
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